目には見えなくても感じる色

スウェーデンのアストリッドこども病院のエントランスの柱です。
レッスンで、毎回お話しするので、写真をUPしました。

「この柱は、目が見えない人が色を感じる柱です。」

説明をしてくださった方が、こうおっしゃった時に耳を疑いました。


「え?目が見えない人に見えるんですか?」と、もう一度お聞きすると。


微笑みながら、「色を感じるんです。」

「私たちのように目が見えると視覚に頼り、感じる感性が衰えているから
 分かりづらいだけなのです。」


びっくりしました。


そういえば、以前にも
「目の見えない人にも、散らかった部屋と整った部屋は分かる。」というお話を
聞いたことがあります。


ということは、感じていないつもりでも、
私たちは、日々、整わない色に良くない影響を受けてるということ。

スウェーデンで初めて聞いた「視覚公害」という言葉。


何度もお伝えしていること

・色が整った空間は、気持ちいい。
・色が整ったファッションを身に着けると、気持ちいい。
  そのファッションを見ている人も、気持ちよく、好感を持たれる。


整わない色は、義和音をずっと聞かされているのと同じということです。


一度、お部屋の色を
せめて一部屋でも、完璧に色を整えて見ませんか?

その心地よさを経験すると…。



ariko takatsu

「スモール ラグジュアリー アート」の高津有子です。心にそっと寄り添えるような、繊細で優しいレースをモチーフにアートを描いています。