子育ての悩みが消えた日

もう30歳を過ぎた息子が幼い頃の話です。

「どうしてうちの子はこうなの?」

赤ちゃんの次期を過ぎて、お友達という集団の中に入り始めた時期から
不安がスタートしました。


「集団の中のうちの子の位置?」らしきものが、見えてきました。


どちらかというと、引っ込み思案。

おもちゃを人に持って行かれても、取り返すこともなく
あっさり諦める。

みんなで走り回ってお外で遊ぶより、お砂場やお部屋でブロック遊び。

「好きな色は?」「パープル。」心病んでるのか…?(笑)
 ☆パープルが好きでも病んでいません!

等々…。


「私の思う理想の男の子」とは、違う。


イライラは、ときに家族にあたる始末。
情けない若い母でした。(>_<)


そんなころアメリカから帰国した友人を通し出会ったパーソナルカラー。
数年後、私もアメリカのその会社から学ぶことになりました。


その分厚い本の中で、色はもちろんですが、
「似合う色と個人のキャラクター(性格)を分析する」ところは
とても興味深く、その知識はインテリアの仕事、日々の人付き合いにおいて
とても役立ちました。


その本の中には、
・会社でこういう色が似合う人が部下にいたら、このように指導する。
・こういう色が似合う子供は、…。

等々…。

本当に?!
似合う色で決めちゃっていいの?


と、その時は半信半疑でしたが、
その後、仕事で多くの人と接して、
腑に落ちました。


その人の性格を決めつけることはできませんが、
とても参考になりした。

そもそもその考えは、2400年以前にヒポクラテスという医師が
人間の行動を研究し「最終的に人間は4つの気質に振り分けられる」
という理論に達したところから始まります。


その4タイプが、似合う色の4シーズンに当てはまるのです。


そして、息子は私とは、真逆のタイプ。
なので、理解できるはずがない。

人は、なかなか自分の考え以外を理解し辛いので、
イライラする。


なーるほど。


いつまで待っても、息子は私が思う理想の男の子にはならない!


諦めました。(笑)
というか、彼の人格を私がコントロールすること自体、
間違っているし、無理なんだ。


もーいいや!
これからは、家族がみんなで気持ちよく笑って暮らせる家庭にしよ!
お外で遊ばなくても、スポーツできなくても、お勉強できなくても、
友達たくさんいなくても、いいよ~!


それからは、私も自分のやりたいことに気持ちが向き、
上機嫌。
私の人生だって短い! 今、本当に実感。(笑)


その代わり、本人が好きなことに集中できる時間を見守ってあげ、
やったことを思い切り、褒める。
人前でも褒める。←これ、結構頑張りました。日本人なので。(笑)


そして、ここは厳しく。本気でした。


大学だって、行きたくなかったら行かなくていいよ~。
でもね、学校出たら自分で生きて行くんだよ。
しっかりと自分の人生(経済)は自分で考えてね。


と、中学生くらいから彼の好きなことと
それが生かせる職業について話すようになりました。


もちろん、子供の心配事がゼロになった訳ではありませんが、
このことがきっかけで、大きく子育ての方向性が変わりました。


見守る、信じる。


口を出さず、見守ること。
これをラクチンにできたのは、
カラーがきっかけ。


(自分の子供を含め)人は、各々異なるキャラクター(性格)を持っている。
似合う色が違うように、性格も違う。


ということをこころから理解できたからだと思います。


タイムリーにも、子育てに悩んでいたあの頃に
パーソナルカラーということに出会えたことを
神様にホント感謝です。


4タイプについて、

ヒポクラテスの理論

 無気力な   動作のゆっくりした

 憂鬱な    くよくよした

 快活な    活気のある

 怒りっぽい  独断的な


って、「快活な」 以外はどうなの?と、心配になりますよね。
日本語にそのまま訳されたからでしょうか?(笑)
大丈夫です。

先ずは、大きく2タイプに

1.大人しい

2.活動的

そして、4タイプに

1.大人しい  A 静かでいつも穏やか。根気よく手を使う器用な面がある。

        B 自信がなく人から注目を浴びたくない。半面、クールな存在感を放つ。

2.活動的   C 行動に活気があり、よく動くムードメーカー。早口。人気者。

        D 力強く話す。「砂場のボス」怒りんぼ。


簡単な説明で、分かり辛いと思います。


因みに息子は、B 「憂鬱な人」悩みますよね~。

なかなか簡単に子供を4タイプにあてはめたり、
決めつけることはできませんが、ご参考までに。


もうこの年齢。
老婆心から


持って生まれた資質とは。
持って生まれた宝物と思います。
その宝物で、幸せになれるはず。


さてさて、息子のその後。

「大学行かなくていいよ~。」と、言っていたのに…。


保育園時代に「ブロック」を楽しそうにしていた息子。
褒めてあげたら、小学校低学年で「パズル」が好きになりした。
褒めてあげていたら、高学年は「数独」にハマりました。
得意の「算数」と「パズル」を生かせる職業を中学生で見つけ、
大学では、それに関する学部を卒業し、資格を取得し、
その資格を生かせる企業に入社しました。


今は、かわいいお嫁さんと赤ちゃんと暮らす「一家の主」


もう子育て完全終了です!!


親である以上、心配事はゼロにはなりませんが、
いい感じの距離感です。


自信を持たせてあげること。
何よりのプレゼント。


この年齢になっても

家族や友人からの自信を持たせてくれる一言。

「宝物」です。


一昨日のカラー個人レッスン内容が、
「似合う色とキャラクター」だったので、
昔を振り返り、久しぶりに子育てを思い出し
書かせていただきました。

ariko takatsu

「スモール ラグジュアリー アート」の高津有子です。心にそっと寄り添えるような、繊細で優しいレースをモチーフにアートを描いています。